今日のテーマは「中級の勉強法」です。
韓国語の勉強を始めた時って、まずハングルを覚えたり、基本文型を覚えたりと初級でやることはだいたい決まってますよね。
でも中級に足を踏み入れたかな?と思ったのも束の間、やることが山積み過ぎて自分がまるでトンネルの中をさまよっているような感覚になりませんか?
私はこの時期がめちゃくちゃしんどく、長く感じました!
この記事では
- ・韓ドラのセリフや推しの言葉がいつまでたっても聞き取れない
- ・旅行会話から進歩がない
- ・ハングルがいまだに記号に見えて本が読めない
という人向けに
「中級にお勧めの勉強法」を3つのポイントに絞って伝えしていきます。
私の実体験をもとに中級の乗り越え方を紹介していきますので参考にしてみてください。
【韓国語】中級にいる人が陥りやすい3つの迷子とは?
韓国語の初級テキストを終了して、次のレベルである「中級」と名のついたテキストを購入し、勉強をされている方、多いと思います。
でもテキストを一通りやっても、相変わらずドラマは字幕がないと全然聞き取れないし、韓国語の本をすらすら読むこともできず。旅行に行っても「いくらですか?」「トイレはどこですか?」と言ったいわゆる「旅行会話」から進展してる感じがしない。
勉強してもしても成長してる実感がない・・・
そんな時は「中級迷子」に陥っているかもしれませんよ。
①勉強の目的が迷子
一番多いのがこれです。
最初は韓ドラを字幕なしで観れるようになりたい!
推しの言葉を聞き取れるようになりたい!
など目的があって勉強を始めたと思います。ですが韓国語ができるようになってくるにつれ、やりたいことはどんどん増えてきますよね。
私は韓ドラにはまり、「カジョッ(家族)」「ソジキ(正直)」など日本語ととても似ているセリフが多く、興味を持ったのがきっかけでした。
邪まな考えですが
英語は無理だったけど、韓国語なら行けんじゃね?
そんな風に思ったことを今でもはっきり覚えています。
つまりハードルが低かったんですね。韓国語ならできるようになるかも!と期待して勉強をスタート。1年くらいで字幕なしでドラマが見れたらラッキーくらいの感覚でした。
ですが勉強が進むにつれて欲も出てきます。
韓国人の友達を作っておしゃべりしたい!
韓国のエッセイを原作で読みたい!
そのためにはスピーキングもやらなきゃ、リーディングも強化しないと!
とやることがてんこ盛りになってしまいます。
もちろん、話す、聞く、書く、読むの4技能はバランスよくできるに越したことはありません。しかし、この4つを同じスピードで成長させるのは簡単ではありません。
そこで一旦立ち止まって、今の自分が韓国語で何ができるようになりたいのかもう一度考えてみましょう。
まず率先して出来るようになりたいことを考えましょう。話せるようになりたいのか、聞き取りできるようになりたいのか、書けるようになりたいのか、読めるようになりたいのか、優先順位をつけてみるのです。
そうすることで、今自分が力を入れて取り組むべきスキルが見えてきます。
②勉強法が迷子
自宅にあるテキストや参考書を集めてみてください。何冊ありますか?そして最後まで使い切ったものは何冊ありますか?すべて身についていますか?そして繰り返し行ったものはそのうち何冊ありますか?
テキストを使った勉強法はもちろん、Youtubeやアプリ、通信講座など、勉強するためのツールは溢れかえっています。あれもこれもと手を付けてすべて中途半端になっているのが勉強法迷子です。
自分が使っているテキストやコンテンツをすべて書き出し、何の技能のためのツールなのかまとめてみましょう。
例:できる韓国語→文法、ライティング中心
ハロートークアプリ→スピーキング
Netflix→ヒアリング
ポイント1:独学するなら目的から勉強法を決めよう
さて、ここまでで勉強の目的に優先順位をつけ、持っているテキストやアプリに何の技法を伸ばす目的があるのかを振り返ってもらいました。
ここで質問。
今一番使っているテキストやアプリは、あなたが身につけたい目的と合致しているでしょうか?
韓ドラを字幕なしで楽しめるようになりたいのに、延々と文法のテキストをやっていたり、推しの言葉を聞き取れるようになりたいのに、ニュースの聞き取りを一生懸命やったりしていませんか?
もちろんまったく無駄ではないですし、いつかは取り組む必要が出てくるでしょう。
しかし、今じゃなくていいんです。
まずは「どうなりたいのか??」に対応できるテキストなりアプリなりを優先してみてください。
目的を達成するための手段がはっきりすると、格段に勉強がしやすくなります。霧がかって視界がぼやけていたものが、急にクリアになってくる感覚を覚えるはずです。
ポイント2:【韓国語】中級独学は計画が命
中級は「ここまで出来たら中級」といった定義もないため、自分である程度の基準を設けることをお勧めします。
・韓国人と議論はできないけど買い物に行って困らないくらいの会話力
・小説は読めないけど、短めのエッセイなら何とか・・
・恋愛ドラマなら字幕なしで観れる
例えばこんな感じです。
そしてこのレベルに達するためにすべきことを、日常レベルにまで落とし込んでいくと良いでしょう。
そして○○のテキストを〇月〇日までに2周する!
そのためには毎日4ページ勉強する。
このように細分化してスモールステップで確実に階段を上がっていきましょう。
そうはいっても人間は怠ける生き物。なかなか自分が自分にした約束を守るのは難しいですよね。だって約束破ったって誰にも文句言われないですし。
そんな方にはハングル検定やTOPKIなどの試験を受験するのも一考だと思います。
テストのための勉強といった感じになるので、目的のための手段という意味ではあまりお勧めはしませんが、期限がはっきりと決まっているのが何よりの魅力。
勉強のペースメーカーとして受験するのはありかもしれません。
ポイント3:【韓国語】中級はモチベーションの維持がカギ
ここまで読み進めてきていただいた方は、中級を突破したい!
という意欲が高い方だと思いますし、さて、今日からまた気持ち新たにやるぞ!
と意気込んでいるかもしれません。
ですが、毎日同じコンディションで勉強できるわけではありませんよね。
仕事が忙しい時期には帰宅も遅くなりますし、家族の予定によって自分の予定も急遽変更になったり・・・
そういったときに「毎日4ページ」と決めておいたものをやり抜くことができたらいいのですが、できなかったときに「なんて意志が弱いんだ」と自分を責めたり、1回破ってしまうとその後どうでもよくなってしまったり。
それを防ぐために
・ノーマル時用
・非常時用
というように勉強法に幅を持たせておくことをお勧めします。
通常は一日4ページだけど、時間がない時はこのテキストの音読だけにする。通勤時に聞き流しだけにする。などです。
韓国語に限らず語学を継続して勉強していこうとすると、いかにモチベーションを保つかが重要になってきます。どうしてもやる気が起きない。といった際には最初にお伝えしたように勉強の目的から再度洗い出ししていくことが必要になります。
ですが上記のような外的要因で自分のやる気をそがれてしまわないよう、できるだけモチベーションの波を大きくせず、小波やさざ波程度で淡々と過ごせるようにあらかじめ配慮しておくことがカギとなります。
【韓国語】中級を抜け出すための勉強法ポイントまとめ
いかがでしたでしょうか?
具体的な勉強法というよりは精神論的なポイントのお伝えとなりました。
しかし具体的な勉強法をいろいろ試しているけど中級の森を抜け出せない!
こんな方はやはりそもそもの勉強スタイルをじっくり再考するのが、中級の森を抜け出すカギとなります。
何のために勉強し、いつまでにどうなっていたいのか?
ぜひじっくり考えてみてくださいね!